税金のことだけじゃないよ
仕事は楽しく!をモットーにしている方は多いと思いますが 普通に仕事してても 吉本を見に行くより 面白いことがあります 税理士事務所の仕事は 税務に限らず色々な相談事を受けますが なかには ちょっとすっとぼけた あっぺとっぺな話があったりします 独り占めしとくのは もったいないなあと感じる話を集めてみました |
子供編 | なぜ税金を納めなきゃないのかな | |||
今の時代お金がないと生きていけないだろう 人はみんな助け合って生きているんだよ 生活に必要な道路とか水とかガス電気・・・平和に暮らすためには お金が必要なんだ 君に学校で学んでもらうにもお金がいるよね。 みんなから広く公平に集めたお金つまり税金で みんなが幸せに暮らせるように守っているんだよ。 でも幸せってなんなんだろうね、人によって違って当然さ。 間違った使われ方がないように、ちゃんと見張るのは大事だよね。 |
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収入と所得ってどう違うの | ||||
君の大好きなコンビニにたとえると 売り上げ金額が収入だよ。 売るためにかかったお金(バイトのお兄ちゃんのお給料とか)を 差し引いた残りの金額が利益さ。 利益から生活するための最低限の金額とか健康保険とかの金額を 差し引いた額――――これが所得だよ。 この所得金額に応じて所得税を納めるんだよ。 |
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個人編 | 住民税って 市民税と県民税のことだったんですね | |||
市町村民税と県民税を合わせて住民税と呼びます。 | ||||
どうして 私んち医療費控除を受けられないんですか 家族の医療費年間で10万円超えているのに 衣料費じゃないわよ |
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所得税を納めていない方は受けられません 源泉徴収票の税額の欄を確認してみて下さい ゼロになってませんか。 |
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馬券が当たっても 税金を納めなくても良いんでしょ | ||||
ダメです 一時所得になります 申告してください。 ちなみに宝くじは非課税です。 うちで当たったのは最高三千円でしたがっ 最近五万円当たりました 近所で あまり知られていない穴場的売り場があるので紹介します |
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商売はじめると 税務署から自動的に連絡来るんでしょ | ||||
誰がいつ商売はじめたなんて 税務署さん知りませんよ 自分で最寄の税務署に申告するか 税理士さんに依頼して下さい。 |
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年商一千万円以下の個人のお店は価格に消費税をかけちゃだめなの | ||||
最近はHPなどで 小さなお店を持つ方が増えましたね。 前々年の年間課税売上高が一千万円以下の事業者は 消費税を納めなくてもよいという特例があります。 しかし免税といっても仕入その他に消費税を負担しているわけですから 販売価格に消費税分を上乗せしても なんら差しつかえはありません。 消費税の原則は 商品の消費時〔売買時〕に発生する税金なのですから ただし別途消費税がかかりますの表現はちょっと詐欺っぽくなりますね。 別途消費税相当分などとしたほうが 何かと良いでしょう。 いずれ消費税の免税事業者といえども所得税の対象にはなりますので 所得があれば納税の義務があるのを忘れないでね。 法人であれば法人税を納める義務があります。 |
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あっのお 私ちょっと美人で独身のOLなんですけどお 会社で書き損じた葉書を交換してきて懸賞に応募するのが趣味なのねえ そしたら去年バカヅキして当たる当たる 旅行でしょ バソコンでしょ なんだかんだで合計すれば百万円位になると思うの これって確定申告しなきゃいけないんですかあ |
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確定申告の必要があります 一時所得になります。 |
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企業編 | 会社を作るときに 資本金のお金って本当に必要なんですか | |||
銀行にお金を預けたという証明書がないと 法務局で会社登記ができないんです。 でも最近では一円から株式会社が作れたりします。 実質ゼロ円からでも会社は作れますが、 資本金ゼロ円から利益を生み出すのは、 しんどい話になりますよね。 |
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源泉所得税って自動引き落としに ならないんですか | ||||
給与の額に応じて税額も変わるから 税務署で税額を知るのはむずかしいですね。 |
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