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三月は別れの季節というそうですね
私たちの家族にも 悲しい別れがやってきました
大切な家族が雪の降る日に天使になりました
彼方が家にきたのは 夏の暑い日
10歳で 初めてのそして最後の引越しだったね
貴方の命を助けたくて うちの子になった彼方は
本当に子供のようでした
病気をみつけて 薬を飲ませて
貴方の食事の仕方に一喜一憂して
貴方を幸せにしようと引き取ったのに
貴方のおかげで沢山の幸せを得ることが出来ました
初めて注射を受けに行った日 春の桜の公園
じゃれつく貴方を真ん中にして歩く様子は
幼稚園の入園式の帰りのようでしたね
たまにするシャンプーは もう大騒ぎ
じたばた逃げる貴方を追いかけて二人がかりで捕まえて
床屋さんのまねして おかゆいところございませんか
ご機嫌とっても 彼方は逃げ出して 紫陽花の木の後ろに潜って
お尻だけだして やだよーと隠れているつもりの貴方に大笑い
前の夜どんなに遅くても 貴方が待っていると思うと
朝の世話するために起きだしていた
おはようトラくん きれいきれいしようね ほらいい男になったねえ
お顔を拭いてやると気持ち良いのか 大人しく目をつぶっていたね
甘えんぼさんで 嬉しい 楽しい 大好き そして悲しいがっかり
貴方が何を言っているのか 貴方の表情でわかる
貴方の甘え方を真似して 旦那様とますます仲良しになれたよ
愛情は始めから山積みになってそこにあるわけじゃなくて
日々の平凡な積み重ねから 地下水のように湧いてくるものだと
貴方が知らせてくれました
私が事務所から帰ってくると ヒキツケを起こしそうなくらい
オリから はみ出さんばかりに飛び上がって喜んで騒いで騒いで
お散歩に使うエネルギーの半分は
この時に消費してるんじゃないかと思うくらいのジャンプ力
お散歩一回エアロビクス一本位の消費カロリー
おかげで捻挫したことも あるけど
貴方のご機嫌なお顔をみれば 今日も行きますお散歩へ
お散歩の帰り道 貴方がいとおしくて歌う曲 LOVE LOVE LOVE
私がブルーなとき歌う曲 サンキュ.
ありがとう すてきな二年半をありがとう ありがとう
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